沖縄諸島,宮古諸島,八重山諸島および大東諸島の島嶼より得られたゴキブリ類

「はじめに」2009~2019年に南西諸島のゴキブリ類を採集した結果, 新たな生息地が判明したので報告する. 「材料と方法」採集期間は, 沖縄諸島の島嶼は2009年2月14日に伊是名島, 久高島. 2009年3月9日粟国島. 2009年4月16日に渡嘉敷島. 大東諸島北大東島は2009年3月17日. 宮古諸島の島嶼は, 多良間島が2009年4月18日. 下地島は2019年2月7日に行った. 採集は, 目視による見つけ捕りを行った. 各諸島の記載名は沖縄県(2023)に従った. 「同定」種の同定に関しては, 以下に上げる種以外は小松・伊藤(2023)に従った. リュウキュウモリゴキブリEpisy...

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Published inMedical Entomology and Zoology Vol. 75; no. 2; pp. 69 - 71
Main Authors 斎藤, 一三, 今井, 金美, 小松, 謙之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本衛生動物学会 25.06.2024
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ISSN0424-7086
2185-5609
DOI10.7601/mez.75.69

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Summary:「はじめに」2009~2019年に南西諸島のゴキブリ類を採集した結果, 新たな生息地が判明したので報告する. 「材料と方法」採集期間は, 沖縄諸島の島嶼は2009年2月14日に伊是名島, 久高島. 2009年3月9日粟国島. 2009年4月16日に渡嘉敷島. 大東諸島北大東島は2009年3月17日. 宮古諸島の島嶼は, 多良間島が2009年4月18日. 下地島は2019年2月7日に行った. 採集は, 目視による見つけ捕りを行った. 各諸島の記載名は沖縄県(2023)に従った. 「同定」種の同定に関しては, 以下に上げる種以外は小松・伊藤(2023)に従った. リュウキュウモリゴキブリEpisymploce sundaica sundaica(Hebard)は♀成虫であったことから, 朝比奈(1991)をもとに, 株式会社シー・アイ・シー研究室で飼育している2007年9月11日に沖縄県読谷村より採集された累代個体群と比較し, ♀成虫の前胸背板が小型で形が丸いこと, 前脚腿節の棘列が基部より4棘が大きくそれ以降が小さくなる形状, 肛上板が正三角形状に突出した形により判定した.
ISSN:0424-7086
2185-5609
DOI:10.7601/mez.75.69