左総頚動脈ステント留置術におけるガイディングシース保持のためのGooseNeck Snareの使用

【目的】左総頚動脈(CCA)狭窄症に対するステント留置術の際にガイディングシースの保持を右上腕動脈経由のGooseNeck Snareで行った症例を報告する.【症例】70歳,男性.一過性の右片麻痺で発見された症候性左CCA狭窄症に対してステント留置術を行った.狭窄病変とCCA起始部の距離が短いためガイディングシースを十分遠位まで挿入できなかった.そのため右上腕動脈経由のGooseNeck Snareでガイディングシースを保持してステント留置術を施行し得た.【結論】上腕動脈経由のGooseNeck Snareによる左CCAのガイディングシースの保持は有用であった....

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Published inJournal of Neuroendovascular Therapy Vol. 6; no. 1; pp. 56 - 60
Main Authors 内山, 尚之, 南部, 育, 林, 裕, 濱田, 潤一郎, 毛利, 正直, 福井, 一生, 見崎, 孝一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会 01.01.2012
日本脳神経血管内治療学会
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ISSN1882-4072
2186-2494
DOI10.5797/jnet.6.56

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Summary:【目的】左総頚動脈(CCA)狭窄症に対するステント留置術の際にガイディングシースの保持を右上腕動脈経由のGooseNeck Snareで行った症例を報告する.【症例】70歳,男性.一過性の右片麻痺で発見された症候性左CCA狭窄症に対してステント留置術を行った.狭窄病変とCCA起始部の距離が短いためガイディングシースを十分遠位まで挿入できなかった.そのため右上腕動脈経由のGooseNeck Snareでガイディングシースを保持してステント留置術を施行し得た.【結論】上腕動脈経由のGooseNeck Snareによる左CCAのガイディングシースの保持は有用であった.
ISSN:1882-4072
2186-2494
DOI:10.5797/jnet.6.56