巨大地震が起こる可能性のある地域におけるストーマ保有者の災害対策の実態
東日本大震災が起きて4年が経った今、巨大地震が起こると言われている東海地区にあるM県のストーマ保有者の災害対策および課題を明確にすることを目的にアンケート調査を行った。その結果、回収423名(回収率60.4%)であり、対象のストーマ保有者の装具の備蓄については、4割未満であった。また、患者会への入会が少ないこと、かかりつけ医療機関のストーマ外来の受診があるにも関わらず、災害に対しての準備と情報が少ないこと、災害時の装具の調達や装具交換について、トイレ事情などに不安を持っていることが明らかとなった。今後は、県内の皮膚・排泄ケア認定看護師や自治体とも連携してストーマ保有者に視覚に訴えるような情報提...
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          | Published in | 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 Vol. 31; no. 2; pp. 35 - 40 | 
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| Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
    
        2015
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 1882-0115 2434-3056  | 
| DOI | 10.32158/jsscr.31.2_35 | 
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| Summary: | 東日本大震災が起きて4年が経った今、巨大地震が起こると言われている東海地区にあるM県のストーマ保有者の災害対策および課題を明確にすることを目的にアンケート調査を行った。その結果、回収423名(回収率60.4%)であり、対象のストーマ保有者の装具の備蓄については、4割未満であった。また、患者会への入会が少ないこと、かかりつけ医療機関のストーマ外来の受診があるにも関わらず、災害に対しての準備と情報が少ないこと、災害時の装具の調達や装具交換について、トイレ事情などに不安を持っていることが明らかとなった。今後は、県内の皮膚・排泄ケア認定看護師や自治体とも連携してストーマ保有者に視覚に訴えるような情報提供をする必要があることが示唆された。 | 
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| ISSN: | 1882-0115 2434-3056  | 
| DOI: | 10.32158/jsscr.31.2_35 |