臨床実習科目の成績評価 ルーブリック評価の導入

〔目的〕ルーブリック評価を導入した臨床実習評価表を試作し,現行の評価表との比較によりその特徴を明らかにする.〔対象と方法〕現行の評価表と新評価表での評価とアンケートを25施設の実習指導者に依頼した.評価段階の優,良,可,不可に3,2,1,0点の成績点を与え,両評価表の「適性・態度」,「知識」,「技術」の3領域の成績を比較した.[結果]21名から回答があった.a係数では一部低い係数の項目もあったが,各領域の成績点は高い相関があった.アンケートでは新評価表が採点しやすいと肯定的な回答が多かった.[結語]試作した評価表は従来の評価表と成績点に大きな差はなく,採点しやすいとの意見も多いことから,項目の...

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Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 33; no. 2; pp. 365 - 371
Main Authors 大久保, 吏司, 小形, 晶子, 岩井, 信彦, 福元, 喜啓
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2018
Japan Science and Technology Agency
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.33.365

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Summary:〔目的〕ルーブリック評価を導入した臨床実習評価表を試作し,現行の評価表との比較によりその特徴を明らかにする.〔対象と方法〕現行の評価表と新評価表での評価とアンケートを25施設の実習指導者に依頼した.評価段階の優,良,可,不可に3,2,1,0点の成績点を与え,両評価表の「適性・態度」,「知識」,「技術」の3領域の成績を比較した.[結果]21名から回答があった.a係数では一部低い係数の項目もあったが,各領域の成績点は高い相関があった.アンケートでは新評価表が採点しやすいと肯定的な回答が多かった.[結語]試作した評価表は従来の評価表と成績点に大きな差はなく,採点しやすいとの意見も多いことから,項目の検討を慎重に行いながらも,実際に使用できる可能性が示唆された.
Bibliography:ObjectType-Article-1
SourceType-Scholarly Journals-1
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content type line 14
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.33.365