開放性Floating Elbowの一例

Floating Elbowは一側上肢に生じた上腕骨及び前腕骨の骨折と定義される比較的稀な外傷である.前腕の広範囲軟部組織損傷を伴っていたが,即日プレートによる内固定手術により合併症なく早期に治癒を得た.若年であり,関節外骨折であったことも要因であるが,開放骨折においても軟部組織の状態によっては早期内固定により良好な機能回復を図ることが可能である.早期に最小限の侵襲で内固定を行うことで軟部組織の安定に寄与し,血行障害や感染などの合併症を予防することができると考えている....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 74; no. 2; pp. 264 - 265
Main Authors 溝端, 康光, 宮下, 昌大, 西村, 哲郎, 内田, 健一郎, 河合, 裕未
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.03.2025
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.74.264

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Summary:Floating Elbowは一側上肢に生じた上腕骨及び前腕骨の骨折と定義される比較的稀な外傷である.前腕の広範囲軟部組織損傷を伴っていたが,即日プレートによる内固定手術により合併症なく早期に治癒を得た.若年であり,関節外骨折であったことも要因であるが,開放骨折においても軟部組織の状態によっては早期内固定により良好な機能回復を図ることが可能である.早期に最小限の侵襲で内固定を行うことで軟部組織の安定に寄与し,血行障害や感染などの合併症を予防することができると考えている.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.74.264