左横隔膜内伏針の1例
症例は46歳,女性.検診の胸部X線検査で,左横隔膜付近の針状陰影を指摘された.胸部CT検査では,左胸壁に2cm長,左横隔膜内に4cmの針状陰影を認めた.伏針の診断で,全身麻酔下で摘出術を行った.左胸壁の伏針は皮下に留まっており,透視下に摘出した.横隔膜内の伏針に対しては,剣状突起縦切によるアプローチで,透視下に摘出した.摘出標本は1本の裁縫針で,左胸壁から侵入し,体内で折針して横隔膜内に進んだと推察された....
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| Published in | 日本臨床外科学会雑誌 Vol. 69; no. 7; pp. 1655 - 1657 |
|---|---|
| Main Authors | , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本臨床外科学会
2008
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1345-2843 1882-5133 |
| DOI | 10.3919/jjsa.69.1655 |
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| Summary: | 症例は46歳,女性.検診の胸部X線検査で,左横隔膜付近の針状陰影を指摘された.胸部CT検査では,左胸壁に2cm長,左横隔膜内に4cmの針状陰影を認めた.伏針の診断で,全身麻酔下で摘出術を行った.左胸壁の伏針は皮下に留まっており,透視下に摘出した.横隔膜内の伏針に対しては,剣状突起縦切によるアプローチで,透視下に摘出した.摘出標本は1本の裁縫針で,左胸壁から侵入し,体内で折針して横隔膜内に進んだと推察された. |
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| ISSN: | 1345-2843 1882-5133 |
| DOI: | 10.3919/jjsa.69.1655 |