市町村保健師の分析的アプローチに基づいた活動の実態と課題

本研究では,地域の保健医療福祉サービスに関するマネジメントの現状を明らかにするため,市町村の健康づくりを進めるキーパーソンである市町村保健師が分析的アプローチに基づいた活動を実施しているかどうかを分析した。結果,市町村保健師の60%が分析的アプローチに基づく業務活動を行っており,分析的アプローチを個人の業務に活用している保健師は,組織における調査分析に関心を持つことが示唆された。また,調査分析を担当していない保健師は担当している保健師と比較して,環境要因よりも個人的な要因が原因で調査分析に対して意欲的でないことが明らかになった。...

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Bibliographic Details
Published inJournal of Japan Management Diagnosis Association Vol. 17; pp. 41 - 47
Main Author 横山, 淳一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本経営診断学会 2017
Japan Management Diagnosis Association
Subjects
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ISSN1883-4930
1882-4544
DOI10.11287/jmda.17.41

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Summary:本研究では,地域の保健医療福祉サービスに関するマネジメントの現状を明らかにするため,市町村の健康づくりを進めるキーパーソンである市町村保健師が分析的アプローチに基づいた活動を実施しているかどうかを分析した。結果,市町村保健師の60%が分析的アプローチに基づく業務活動を行っており,分析的アプローチを個人の業務に活用している保健師は,組織における調査分析に関心を持つことが示唆された。また,調査分析を担当していない保健師は担当している保健師と比較して,環境要因よりも個人的な要因が原因で調査分析に対して意欲的でないことが明らかになった。
ISSN:1883-4930
1882-4544
DOI:10.11287/jmda.17.41