研修施設整備WG報告

在宅血液透析(Home Hemodialysis:HHD)は1998年に保険収載され,各学会でも良好な治療成績が報告されているが,患者数を見ても意図する普及には至っていない.その背景の一つにHHDの実施施設が少ないことが要因として挙げられ,本学会に登録されている実施施設数は全透析施設の約3%(128施設)と年々増加を認めるものの未だ少ない現状である.そこで,本学会では新規にHHD実施を検討している各施設の医師,看護師,臨床工学技士などの医療従事者に対して「人材育成の環境」を支援する目的で研修施設設備WGを発足した.HHDの普及につながる取り組みを見据えた研修施設の選定基準や運用方法などについて...

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Published inJournal of Japanese Society for Home Hemodialysis Vol. 3; no. 2; pp. 49 - 51
Main Authors 大橋, 直人, 片村, 幸代, 櫻田, 勉, 小川, 智也, 杉本, 謄寿, 高橋, 初
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本在宅血液透析学会 28.12.2023
Japanese Society for Home Hemodialysis
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ISSN2435-2519
DOI10.34505/jshhd.3.2_49

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Summary:在宅血液透析(Home Hemodialysis:HHD)は1998年に保険収載され,各学会でも良好な治療成績が報告されているが,患者数を見ても意図する普及には至っていない.その背景の一つにHHDの実施施設が少ないことが要因として挙げられ,本学会に登録されている実施施設数は全透析施設の約3%(128施設)と年々増加を認めるものの未だ少ない現状である.そこで,本学会では新規にHHD実施を検討している各施設の医師,看護師,臨床工学技士などの医療従事者に対して「人材育成の環境」を支援する目的で研修施設設備WGを発足した.HHDの普及につながる取り組みを見据えた研修施設の選定基準や運用方法などについてWG内で検討したので報告する.
ISSN:2435-2519
DOI:10.34505/jshhd.3.2_49