クリニカルパスの電子化のポイント・落とし穴

『はじめに』 これから電子化パスの導入を考えている施設では, 「紙パスから電子化パスへの移行はどうすればいいのだろうか」「電子化パスってどんなことができるのだろうか」「電子化パスになれば便利だろうな」「もっとパス活動が楽に進むだろうな」すでに電子化パスを導入している施設では, 「電子化パスってこれでいいのだろうか」「思っていたほど便利じゃないぞ」など多くの疑問と期待があるだろう. 教育セミナーでの講演内容にそってクリニカルパスの電子化のポイント・落とし穴について述べる. 『電子化パスの利点と現状の問題点』 電子化したパスは, 1. 標準治療提供ツールとして質の高い医療を提供し, 医療の質を維持...

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Published in日本クリニカルパス学会誌 Vol. 14; no. 3; pp. 261 - 265
Main Author 河村, 進
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本クリニカルパス学会 05.10.2012
日本クリニカルパス学会
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ISSN2187-6592
2436-1046
DOI10.50842/jjscp.14.3_261

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Summary:『はじめに』 これから電子化パスの導入を考えている施設では, 「紙パスから電子化パスへの移行はどうすればいいのだろうか」「電子化パスってどんなことができるのだろうか」「電子化パスになれば便利だろうな」「もっとパス活動が楽に進むだろうな」すでに電子化パスを導入している施設では, 「電子化パスってこれでいいのだろうか」「思っていたほど便利じゃないぞ」など多くの疑問と期待があるだろう. 教育セミナーでの講演内容にそってクリニカルパスの電子化のポイント・落とし穴について述べる. 『電子化パスの利点と現状の問題点』 電子化したパスは, 1. 標準治療提供ツールとして質の高い医療を提供し, 医療の質を維持できる, 2. 医療事故を防止(レジメンシステムなどの利用)できる, 3. 効率的な情報提供(情報の共有化)ツールとして利用できる, 4. 記録が効率的に行える, 5. チーム医療を表現する有力な武器となる, 6. 2次利用による情報の活用が行いやすい, 7. 連携医療ツールとして利用できる, など多くの利点を有する.
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.14.3_261