総合病院の看護中間管理者による妊娠から育児期にある臨床看護師への支援に関する研究
本研究は,総合病院の看護中間管理者による妊娠から育児期の臨床看護師に対する疲労と睡眠への支援の実態を分析し,支援態勢の方向性を明らかにすることを目的とする。5施設において7組(同一施設2~4名を1組),20名の看護中間管理者を対象として,半構成的面接を行った。質的記述的方法によって分析し た結果,【個人の特性にあわせて対応をする】【体調調整への対応をする】【相手の立場に寄り添い対応をする】【スタッフ間の調整をする】【労働条件を調節する】【病棟における支援態勢をつくる】【上司としての役割を果たす】【社会における支援を見据えて取り組む】の8つのカテゴリーが生成された。総合病院の看護中間管理者には,...
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          | Published in | 日本看護研究学会雑誌 Vol. 38; no. 4; pp. 4_15 - 4_24 | 
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| Main Authors | , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            一般社団法人 日本看護研究学会
    
        30.09.2015
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 2188-3599 2189-6100  | 
| DOI | 10.15065/jjsnr.20150510002 | 
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| Summary: | 本研究は,総合病院の看護中間管理者による妊娠から育児期の臨床看護師に対する疲労と睡眠への支援の実態を分析し,支援態勢の方向性を明らかにすることを目的とする。5施設において7組(同一施設2~4名を1組),20名の看護中間管理者を対象として,半構成的面接を行った。質的記述的方法によって分析し た結果,【個人の特性にあわせて対応をする】【体調調整への対応をする】【相手の立場に寄り添い対応をする】【スタッフ間の調整をする】【労働条件を調節する】【病棟における支援態勢をつくる】【上司としての役割を果たす】【社会における支援を見据えて取り組む】の8つのカテゴリーが生成された。総合病院の看護中間管理者には,妊娠から育児期にある臨床看護師への支援やスタッフとの調整,看護中間管理者の職務としての実践が必要とされる。看護中間管理者として,社会における支援を見据えて取り組む重要性が示唆された。 | 
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| ISSN: | 2188-3599 2189-6100  | 
| DOI: | 10.15065/jjsnr.20150510002 |