「多職種合同勉強会」からつなぐ下肢装具に関するフォローアップシステムの構築に向けた多職種連携の重要性

脳卒中片麻痺者の下肢装具において、退院後のフォローアップが不十分で装具が有効活用されていない現状が全国各地で聞かれている。「静岡圏域地域リハビリテーション広域支援センター」では、静岡市での下肢装具に関する現状把握と、現状の課題を改善するための取り組みを多職種と共に検討し実施している。下肢装具の理解・知識、連携、フォローアップ等に関して多くの課題があり、これらを改善するため、装具ノートの作成や下肢装具について理解を深めるための活動を行うことで、多職種によるフォローアップの「わ」が拡がりつつある。今後も、多職種の主体性を尊重した勉強会の継続開催や、各職能団体・行政への周知と連携が重要である。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inPOアカデミージャーナル Vol. 29; no. 2; pp. 85 - 90
Main Authors 天野, 浩也, 石野, 泰央, 田中, 幸平
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本義肢装具士協会 2021
The Japanese Academy of Prosthetists and Orthotists
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0919-8776
2434-4060
DOI10.32193/jjapo.29.2_85

Cover

More Information
Summary:脳卒中片麻痺者の下肢装具において、退院後のフォローアップが不十分で装具が有効活用されていない現状が全国各地で聞かれている。「静岡圏域地域リハビリテーション広域支援センター」では、静岡市での下肢装具に関する現状把握と、現状の課題を改善するための取り組みを多職種と共に検討し実施している。下肢装具の理解・知識、連携、フォローアップ等に関して多くの課題があり、これらを改善するため、装具ノートの作成や下肢装具について理解を深めるための活動を行うことで、多職種によるフォローアップの「わ」が拡がりつつある。今後も、多職種の主体性を尊重した勉強会の継続開催や、各職能団体・行政への周知と連携が重要である。
ISSN:0919-8776
2434-4060
DOI:10.32193/jjapo.29.2_85