装具療法地域連携ミーティングと生活期における装具療法

筆者は、2012年から装具に関する地域連携を推進する“場”となる「装具療法地域連携ミーティング」(以下、「装具ミーティング」)の運営に関わっている。本稿では、はじめに「装具ミーティング」の成り立ちと取り組み内容について紹介する。次に「装具ミーティング」が、生活期の装具利用者に影響を与えたエピソードや症例を紹介し、生活期に生じる装具の問題を解決する糸口として地域連携の“場”が役に立つ可能性について考えたい。最後に、COVID-19の影響により約1年中断した「装具ミーティング」は現在オンラインで再開し、いくつかの変化が生じている。地域連携の今後のありかた・展望について述べるとともに、生活期の装具利...

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Published inPOアカデミージャーナル Vol. 29; no. 2; pp. 78 - 84
Main Authors 池田, 達哉, 栄, 健一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本義肢装具士協会 2021
The Japanese Academy of Prosthetists and Orthotists
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ISSN0919-8776
2434-4060
DOI10.32193/jjapo.29.2_78

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Summary:筆者は、2012年から装具に関する地域連携を推進する“場”となる「装具療法地域連携ミーティング」(以下、「装具ミーティング」)の運営に関わっている。本稿では、はじめに「装具ミーティング」の成り立ちと取り組み内容について紹介する。次に「装具ミーティング」が、生活期の装具利用者に影響を与えたエピソードや症例を紹介し、生活期に生じる装具の問題を解決する糸口として地域連携の“場”が役に立つ可能性について考えたい。最後に、COVID-19の影響により約1年中断した「装具ミーティング」は現在オンラインで再開し、いくつかの変化が生じている。地域連携の今後のありかた・展望について述べるとともに、生活期の装具利用者にとっての専門職連携の意義について考えたい。
ISSN:0919-8776
2434-4060
DOI:10.32193/jjapo.29.2_78