2.抗真菌薬の進歩と使い分け

深在性真菌症に対して国内で全身投与可能な抗真菌薬は4系統,11薬剤である.欧米と比較するとまだ,十分とは言えないが,選択肢は増えてきつつある.特にアスペルギルス属に対して活性を有する複数の薬剤が臨床現場に導入されたことの意義は大きい.この領域でもPK-PDの研究が進み,適正な用法・用量を設定することの重要性が浸透してきた.また,各抗真菌薬の特性を踏まえて各々の臨床的位置づけを明確にする必要がある....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 102; no. 11; pp. 2915 - 2921
Main Author 吉田, 耕一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2013
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.102.2915

Cover

More Information
Summary:深在性真菌症に対して国内で全身投与可能な抗真菌薬は4系統,11薬剤である.欧米と比較するとまだ,十分とは言えないが,選択肢は増えてきつつある.特にアスペルギルス属に対して活性を有する複数の薬剤が臨床現場に導入されたことの意義は大きい.この領域でもPK-PDの研究が進み,適正な用法・用量を設定することの重要性が浸透してきた.また,各抗真菌薬の特性を踏まえて各々の臨床的位置づけを明確にする必要がある.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.102.2915