松江市立病院における精神科救急の実態

精神科救急の実態を明らかにすることを目的とし,松江市立病院の緊急外来の患者284人を対象にした.実人数は123人であり,平均年齢は41.5±18.5歳であった.10回以上の来院者は全て統合神経失調症圏であった.受診者の居住地は松江を含む二次医療圏内からが大半であった.受診ルートは本人の希望が87.3%であり,来院時の精神科治療の有無では治療継続中が90.5%であった.状態像では不安心気状態が48.6%と多く,幻覚妄想状態・精神運動興奮8.4%と比較的少なかった.緊急外来での対応は治療後帰宅が240人,入院を要したものは7.7%であった...

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Published inThe Medical Journal of Matsue City Hospital Vol. 7; no. 1; pp. 7 - 9
Main Authors 細田, 眞司, 小林, 孝文, 今岡, 雅史, 大竹, 徹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 松江市立病院 2003
Matsue City Hospital
Subjects
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ISSN1343-0866
2434-8368
DOI10.32294/mch.7.1_7

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Summary:精神科救急の実態を明らかにすることを目的とし,松江市立病院の緊急外来の患者284人を対象にした.実人数は123人であり,平均年齢は41.5±18.5歳であった.10回以上の来院者は全て統合神経失調症圏であった.受診者の居住地は松江を含む二次医療圏内からが大半であった.受診ルートは本人の希望が87.3%であり,来院時の精神科治療の有無では治療継続中が90.5%であった.状態像では不安心気状態が48.6%と多く,幻覚妄想状態・精神運動興奮8.4%と比較的少なかった.緊急外来での対応は治療後帰宅が240人,入院を要したものは7.7%であった
ISSN:1343-0866
2434-8368
DOI:10.32294/mch.7.1_7