VIII.認知症の予防戦略
Alois Alzheimerにより報告された認知症の初症例がAlzheimer病(Alzheimer’s disease:AD)として命名されて以来,100年以上が経過している.発症病態機序に基づき,疾患そのものを遅らせる疾患修飾薬開発は難航しているが,現在,ADは脳潜在進行性の中年期病と捉えられている.可及的早期の神経変性が未だ可逆的な段階からの積極的予防に関心が高まっており,内科医にとっても初期対応が重要なcommon diseaseである....
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| Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 109; no. 8; pp. 1552 - 1557 |
|---|---|
| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.08.2020
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI | 10.2169/naika.109.1552 |
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| Summary: | Alois Alzheimerにより報告された認知症の初症例がAlzheimer病(Alzheimer’s disease:AD)として命名されて以来,100年以上が経過している.発症病態機序に基づき,疾患そのものを遅らせる疾患修飾薬開発は難航しているが,現在,ADは脳潜在進行性の中年期病と捉えられている.可及的早期の神経変性が未だ可逆的な段階からの積極的予防に関心が高まっており,内科医にとっても初期対応が重要なcommon diseaseである. |
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| ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
| DOI: | 10.2169/naika.109.1552 |