コラムの共同編集による環境人材育成効果—コロナ禍における東邦Ecolutionの活動の継続と発展

2020年初旬より始まった新型コロナウイルス感染症の拡大によって,部活動,サークル活動等の課外活動や教員との関わりを持つ準正課活動に類する学内の活動など,大学における活動が制限された。これによりキャリア形成に関わる教育が不足することが懸念されている。一方で,オンライン環境を活かすことで教育の可能性が広がっている。本稿では,学内や地域において環境活動に取り組む「東邦Ecolution」所属学生が,コロナ禍での環境活動として実践した,オンライン環境を活かしたコラムの共同編集活動を事例に,この活動がもたらした環境人材を育成する上での教育効果を考察することを目的とする。学生の取り組みを整理した結果,環...

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Published in環境科学会誌 Vol. 37; no. 1; pp. 28 - 32
Main Author 竹内, 彩乃
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 環境科学会 31.01.2024
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ISSN0915-0048
1884-5029
DOI10.11353/sesj.37.28

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Summary:2020年初旬より始まった新型コロナウイルス感染症の拡大によって,部活動,サークル活動等の課外活動や教員との関わりを持つ準正課活動に類する学内の活動など,大学における活動が制限された。これによりキャリア形成に関わる教育が不足することが懸念されている。一方で,オンライン環境を活かすことで教育の可能性が広がっている。本稿では,学内や地域において環境活動に取り組む「東邦Ecolution」所属学生が,コロナ禍での環境活動として実践した,オンライン環境を活かしたコラムの共同編集活動を事例に,この活動がもたらした環境人材を育成する上での教育効果を考察することを目的とする。学生の取り組みを整理した結果,環境問題に対する知識の習得に加えて,調整力,発信力や文章力,校正力など,環境活動を進めていく上で求められる汎用的な教育効果が得られることが分かった。
ISSN:0915-0048
1884-5029
DOI:10.11353/sesj.37.28