チアダンス選手の競技特異的ジャンプパフォーマンス能力と指導者の主観的評価との関連性
チアダンス競技における指導者の主観的な評価(ジャンプパフォーマンス)を基準として、競技特異的ジャンプ能力に関する客観的な指標を明らかにすることを目的とした。 3名のチアダンス指導者に主観的な評価を依頼し、評価順位の中央値で上位群と下位群の2 群に分けた。そして、Sチアダンスクラブに所属する女性チアダンス選手19名(13.6±1.5歳)を対象とし、競技特異的ジャンプ能力(スプリットジャンプ:SJ、トウタッチジャンプ:TTJ、スイッチリープ:SL)を比較した。 SL開脚角度および開脚角速度は、上位群が有意に高値を示した。また、TTJ開脚角度および開脚角速度では、有意差は認められなかったが、いずれも...
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          | Published in | トレーニング指導 Vol. 5; no. 1; pp. 34 - 40 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本トレーニング指導学会
    
        2022
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 2433-6742 2434-3307  | 
| DOI | 10.32171/jscicoachingtraining.5.1_34 | 
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| Summary: | チアダンス競技における指導者の主観的な評価(ジャンプパフォーマンス)を基準として、競技特異的ジャンプ能力に関する客観的な指標を明らかにすることを目的とした。 3名のチアダンス指導者に主観的な評価を依頼し、評価順位の中央値で上位群と下位群の2 群に分けた。そして、Sチアダンスクラブに所属する女性チアダンス選手19名(13.6±1.5歳)を対象とし、競技特異的ジャンプ能力(スプリットジャンプ:SJ、トウタッチジャンプ:TTJ、スイッチリープ:SL)を比較した。 SL開脚角度および開脚角速度は、上位群が有意に高値を示した。また、TTJ開脚角度および開脚角速度では、有意差は認められなかったが、いずれも上位群で高値を示し効果量が大きかった。 SLやTTJでは、最大跳躍後に最大開脚をできるだけ長く維持するために、最大開脚角度とそれに到達するまでの時間を短縮することが、滞空時間が長く感じられ、美しいジャンプに関与する要因であることが示唆された。 | 
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| ISSN: | 2433-6742 2434-3307  | 
| DOI: | 10.32171/jscicoachingtraining.5.1_34 |