口腔顎顔面領域の血管腫に対しエタノール局所注入療法を行った2症例
口腔顔面領域の血管腫の治療においては, 術前の機能性, 審美性を損なうことがないようその選択に苦慮することが多い。われわれは, 舌, 下唇, 頬粘膜の血管腫2症例に対し術前にDynamic MRI検査を行ったところ, low flow typeの血管腫と診断されたため, エタノールの局所注入療法を行った。2症例とも機能性, 審美性を損なうことなく腫瘍の消失または縮小の効果を得ることができた。2症例については, いずれも女性で年齢は54歳24歳で, 部位は舌, 下唇および頬粘膜であった。...
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| Published in | 日本口腔腫瘍学会誌 Vol. 17; no. 2; pp. 125 - 130 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
15.06.2005
日本口腔腫瘍学会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0915-5988 1884-4995 |
| DOI | 10.5843/jsot.17.125 |
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| Summary: | 口腔顔面領域の血管腫の治療においては, 術前の機能性, 審美性を損なうことがないようその選択に苦慮することが多い。われわれは, 舌, 下唇, 頬粘膜の血管腫2症例に対し術前にDynamic MRI検査を行ったところ, low flow typeの血管腫と診断されたため, エタノールの局所注入療法を行った。2症例とも機能性, 審美性を損なうことなく腫瘍の消失または縮小の効果を得ることができた。2症例については, いずれも女性で年齢は54歳24歳で, 部位は舌, 下唇および頬粘膜であった。 |
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| ISSN: | 0915-5988 1884-4995 |
| DOI: | 10.5843/jsot.17.125 |