災害・事故時の非定常環境汚染の異常検知と影響予測に関する研究
災害時や事故時の化学物質流出により水質や大気の汚染が起こると,住民の生活への影響が大きい。影響を受ける水道事業体や分析を担う可能性のある衛生研究所,水道の給水区域や大気拡散により影響を受ける可能性のある住民,そして,それらの統合的な管理を担うべき地方行政,国の担当部署の支援のため,水質事故や化学物質爆 発事故,地震災害等における環境の異常検知と影響予測に関する手法の開発を行った。PRTR 対象事業所の河川への流路を解析し流れを把握すると共に,浄水場の連続データを解析し水質変動を把握し,過去の事例を元とした対応フローを作成した。一方,分析において,高分解能質量分析を用いたスクリーニング方法の検討...
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| Published in | 地球環境 Vol. 28; no. 2; pp. 163 - 169 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 国際環境研究協会
2023
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1342-226X 2758-3783 |
| DOI | 10.57466/chikyukankyo.28.2_163 |
Cover
| Summary: | 災害時や事故時の化学物質流出により水質や大気の汚染が起こると,住民の生活への影響が大きい。影響を受ける水道事業体や分析を担う可能性のある衛生研究所,水道の給水区域や大気拡散により影響を受ける可能性のある住民,そして,それらの統合的な管理を担うべき地方行政,国の担当部署の支援のため,水質事故や化学物質爆 発事故,地震災害等における環境の異常検知と影響予測に関する手法の開発を行った。PRTR 対象事業所の河川への流路を解析し流れを把握すると共に,浄水場の連続データを解析し水質変動を把握し,過去の事例を元とした対応フローを作成した。一方,分析において,高分解能質量分析を用いたスクリーニング方法の検討により,未知物質を特定する方法を検討した。 |
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| ISSN: | 1342-226X 2758-3783 |
| DOI: | 10.57466/chikyukankyo.28.2_163 |