脳血管外科手術のトレーニング(<特集>脳神経外科の知識・技術そしてspiritの継承)

われわれは脳血管外科のトレーニングシステムとして,脳動脈瘤の外科コースと頭蓋内外バイパストレーニングコースというプログラムを実践している.前者では術前後の徹底的な検証を行い,知識・理論・必要なスキルを実際の臨床で,後者ではバイパスに必要な顕微鏡手術のテクニックをモデルでの練習を中心に段階的に習得する.このプログラムは,脳神経外科医として生涯学びかつ教え続けること,また意義ある人生を送るための入り□である.その後はもっと多層的な価値観・方法論の中に誘導して,優れた脳神経外科医を育てていく.Spiritの継承には師弟関係の中での教育手法に倣うところが大きい....

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Published in脳神経外科ジャーナル Vol. 21; no. 1; pp. 16 - 21
Main Authors 小林, 慎哉, 引地, 堅太郎, 河合, 秀哉, 師井, 淳太, 武藤, 達士, 安井, 信之, 吉岡, 正太郎, 鈴木, 明文, 石川, 達哉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳神経外科コングレス 20.01.2012
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ISSN0917-950X
2187-3100
DOI10.7887/jcns.21.16

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Summary:われわれは脳血管外科のトレーニングシステムとして,脳動脈瘤の外科コースと頭蓋内外バイパストレーニングコースというプログラムを実践している.前者では術前後の徹底的な検証を行い,知識・理論・必要なスキルを実際の臨床で,後者ではバイパスに必要な顕微鏡手術のテクニックをモデルでの練習を中心に段階的に習得する.このプログラムは,脳神経外科医として生涯学びかつ教え続けること,また意義ある人生を送るための入り□である.その後はもっと多層的な価値観・方法論の中に誘導して,優れた脳神経外科医を育てていく.Spiritの継承には師弟関係の中での教育手法に倣うところが大きい.
ISSN:0917-950X
2187-3100
DOI:10.7887/jcns.21.16