小児にみられた下顎頭縦骨折の一例

緒言 下顎頭縦骨折は, 久保らなどの種々の下顎骨関節突起骨折の分類1-4）に記載されていない比較的まれな骨折である. 今回われわれは, 4歳児の下顎頭縦骨折を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 症例 患者：4歳児. 初診：平成4年7月9日. 主訴：開口障害. 家族歴・既往歴：特記事項なし. 現病歴：平成4年7月8日, 道路横断中に乗用車と接触し受傷した. 某病院にてComputed Tomography（以下CTと略す）を用いた検査などによって全身の精査を受け, 胸部・骨盤・右下肢打撲, 右下肢挫創, オトガイ部裂創および下顎骨骨折と診断された....

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Published in小児口腔外科 Vol. 3; no. 2; pp. 113 - 116
Main Authors 稲谷, 信之, 額田, 純一郎, 作田, 正義, 加納, 康行, 藤代, 博巳, 道沢, 雅裕
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本小児口腔外科学会 1993
Subjects
CT
下顎頭
縦骨折
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ISSN0917-5261
1884-6661
DOI10.11265/poms1991.3.113

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Summary:緒言 下顎頭縦骨折は, 久保らなどの種々の下顎骨関節突起骨折の分類1-4）に記載されていない比較的まれな骨折である. 今回われわれは, 4歳児の下顎頭縦骨折を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 症例 患者：4歳児. 初診：平成4年7月9日. 主訴：開口障害. 家族歴・既往歴：特記事項なし. 現病歴：平成4年7月8日, 道路横断中に乗用車と接触し受傷した. 某病院にてComputed Tomography（以下CTと略す）を用いた検査などによって全身の精査を受け, 胸部・骨盤・右下肢打撲, 右下肢挫創, オトガイ部裂創および下顎骨骨折と診断された.
ISSN:0917-5261
1884-6661
DOI:10.11265/poms1991.3.113