血管内治療後急速に拡大した総腸骨動脈瘤の1例

要 旨:症例は74歳,男性。右下肢間歇性跛行を主訴に受診し,右総腸骨動脈瘤から外腸骨動脈にかけての完全閉塞に対しステントを用いた血管内治療を受けた。術後早期に右総腸骨動脈瘤が急速に拡大し,右総腸骨動脈瘤切迫破裂の診断で人工血管置換術を施行した。血栓化した動脈瘤が虚血の原因である症例に対する安易なステント治療は危険である。...

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Published in脈管学 Vol. 53; no. August; pp. 117 - 120
Main Authors 奥村, 悟, 林田, 恭子, 川瀬, 鉄典
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.08.2013
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.13-00013

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Summary:要 旨:症例は74歳,男性。右下肢間歇性跛行を主訴に受診し,右総腸骨動脈瘤から外腸骨動脈にかけての完全閉塞に対しステントを用いた血管内治療を受けた。術後早期に右総腸骨動脈瘤が急速に拡大し,右総腸骨動脈瘤切迫破裂の診断で人工血管置換術を施行した。血栓化した動脈瘤が虚血の原因である症例に対する安易なステント治療は危険である。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.13-00013