看護系大学生の社会人基礎力およびレジリエンスと日常生活経験との関連
本研究の目的は、看護系大学生の社会人基礎力およびレジリエンスと、学年、日常生活経験等との関連を明らかにし、看護学生が新人看護師へ円滑に移行するための教育や支援のあり方についての示唆を得ることである。対象は、全国の看護系大学11校に在学する1~4年次生で、看護系学生用の社会人基礎力調査票(北島ら,2011)と二次元レジリエンス要因尺度(平野,2010)、学年、日常生活経験等11項目について調査しIBM SPSSを用いて分析した。所属機関の研究倫理委員会の承認を受けた。結果、233名の有効回答(有効回答率5.20%)を得た。社会人基礎力『合計点』、『資質的レジリエンス要因得点』『獲得的レジリエンス...
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| Published in | 日本ヒューマンケア科学会誌 Vol. 18; no. 1; pp. 35 - 44 |
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| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本ヒューマンケア科学学会
2025
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1882-6962 2436-0309 |
| DOI | 10.50922/jjahcs.2024002-E |
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| Summary: | 本研究の目的は、看護系大学生の社会人基礎力およびレジリエンスと、学年、日常生活経験等との関連を明らかにし、看護学生が新人看護師へ円滑に移行するための教育や支援のあり方についての示唆を得ることである。対象は、全国の看護系大学11校に在学する1~4年次生で、看護系学生用の社会人基礎力調査票(北島ら,2011)と二次元レジリエンス要因尺度(平野,2010)、学年、日常生活経験等11項目について調査しIBM SPSSを用いて分析した。所属機関の研究倫理委員会の承認を受けた。結果、233名の有効回答(有効回答率5.20%)を得た。社会人基礎力『合計点』、『資質的レジリエンス要因得点』『獲得的レジリエンス要因得点』は、いずれも2年生が最も低くなっていた。日常生活経験等と社会人基礎力、レジリエンスの関連が明らかとなり、スポーツやボランティア活動等の経験を支援していく必要性が示唆されたが、アルバイトについては、社会人基礎力を高める経験ではないことが明らかとなった。 |
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| ISSN: | 1882-6962 2436-0309 |
| DOI: | 10.50922/jjahcs.2024002-E |