COVID-19のアウトブレイク時における肝細胞がん治療のガイダンス 日本肝がん分子標的治療研究会ワーキンググループレポート

本ガイダンスは,COVID-19パンデミックによって医療が逼迫した状況にあり,肝細胞がんの標準治療への制限を受けている状況を想定して作成したガイダンスである.各々の地域,施設における医療のひっ迫度(COVID-19患者の入院状況,防護服等の物品,病床数)の状況,時期によって対応は全く異なると考えられるが,今後COVID-19パンデミックは第2波,第3波なども予想され有効なワクチン・薬剤などが開発され接種が全国民に行き渡るまでは2-3年程度は持続することが想定されている.本ガイダンスがCOVID-19による医療崩壊の危機に万が一際した場合の肝細胞癌治療のあり方に関しての参考情報となるように願って...

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Published in肝臓 Vol. 61; no. 8; pp. 389 - 398
Main Authors 工藤, 正俊, 坂本, 直哉, 相方, 浩, 平岡, 淳, 池田, 公史, 黒崎, 雅之, 鳥村, 拓司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本肝臓学会 01.08.2020
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ISSN0451-4203
1881-3593
DOI10.2957/kanzo.61.389

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Summary:本ガイダンスは,COVID-19パンデミックによって医療が逼迫した状況にあり,肝細胞がんの標準治療への制限を受けている状況を想定して作成したガイダンスである.各々の地域,施設における医療のひっ迫度(COVID-19患者の入院状況,防護服等の物品,病床数)の状況,時期によって対応は全く異なると考えられるが,今後COVID-19パンデミックは第2波,第3波なども予想され有効なワクチン・薬剤などが開発され接種が全国民に行き渡るまでは2-3年程度は持続することが想定されている.本ガイダンスがCOVID-19による医療崩壊の危機に万が一際した場合の肝細胞癌治療のあり方に関しての参考情報となるように願って作成した.
ISSN:0451-4203
1881-3593
DOI:10.2957/kanzo.61.389