高等教育のための調和的人材育成に関する意識調査とデータ解析

本研究は, 高等教育の教育情報処理に関するものである. 研究者養成のための高等教育のあり方は, 知財立国の将来を左右する重要な事柄である. 特に, 大学院では高度な専門教育が行われる. 大学院修了後の長年のわたる研究実務では, 研究に直接かかわる本務があればそうでない雑務もある. 予期しない葛藤もある. 現実には, 研究的本務以外の必要事をもうまくこなすことにより, 社会的評価が得られることが多い. 本研究は, 大学院において, 専門的な知識 (専門知) と研究実務を支援するようないわば支援知を調和的に教育するような調和的人材育成ビジョンに関するものである. すなわち, 所与の調和的人材育成ビ...

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Published in知能と情報 Vol. 18; no. 3; pp. 496 - 502
Main Authors 山下, 元, 但馬, 文昭, 北垣, 郁雄, 中島, 信之, 李, 東林, 佐藤, 章, 稲井田, 次郎, 小田, 哲久
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本知能情報ファジィ学会 2006
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ISSN1347-7986
1881-7203
DOI10.3156/jsoft.18.496

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Summary:本研究は, 高等教育の教育情報処理に関するものである. 研究者養成のための高等教育のあり方は, 知財立国の将来を左右する重要な事柄である. 特に, 大学院では高度な専門教育が行われる. 大学院修了後の長年のわたる研究実務では, 研究に直接かかわる本務があればそうでない雑務もある. 予期しない葛藤もある. 現実には, 研究的本務以外の必要事をもうまくこなすことにより, 社会的評価が得られることが多い. 本研究は, 大学院において, 専門的な知識 (専門知) と研究実務を支援するようないわば支援知を調和的に教育するような調和的人材育成ビジョンに関するものである. すなわち, 所与の調和的人材育成ビジョンの有用性に関する意識調査とデータ解析を行うことを目的とする. 大学教員や学生にアンケートを行い, 基礎統計や因子分析等のデータ解析結果をケーススタディ的な実践研究として報告する.
ISSN:1347-7986
1881-7203
DOI:10.3156/jsoft.18.496