自己穿刺困難となった在宅血液透析患者の転帰調査

穿刺困難を理由に当院に入院した患者14名を対象に穿刺困難に至った原因及び在宅透析復帰できた患者の要因を調査した.方法として在宅透析復帰群と・離脱群に分け,①患者背景,②再訓練実施症例での,年齢,再訓練期間,施設透析移行事由について,調査・比較を行った.結果は,復帰群は離脱群に比べ若年かつ就業している割合が高い傾向であった.自己穿刺困難に陥り,再訓練を要する場合,在宅透析復帰へのモチベーションとなる就労や生活環境維持などの要因が再訓練への強い原動力となり,復帰につながると考えられた....

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Published inJournal of Japanese Society for Home Hemodialysis Vol. 2; no. 2; pp. 53 - 55
Main Authors 杉山, 正夫, 大橋, 直人, 岡田, 浩一, 村杉, 浩, 石坂, 直樹, 村石, 大樹, 冨田, 健水, 友利, 浩司, 伊佐, 慎太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本在宅血液透析学会 09.11.2021
Japanese Society for Home Hemodialysis
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ISSN2435-2519
DOI10.34505/jshhd.2.2_53

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Summary:穿刺困難を理由に当院に入院した患者14名を対象に穿刺困難に至った原因及び在宅透析復帰できた患者の要因を調査した.方法として在宅透析復帰群と・離脱群に分け,①患者背景,②再訓練実施症例での,年齢,再訓練期間,施設透析移行事由について,調査・比較を行った.結果は,復帰群は離脱群に比べ若年かつ就業している割合が高い傾向であった.自己穿刺困難に陥り,再訓練を要する場合,在宅透析復帰へのモチベーションとなる就労や生活環境維持などの要因が再訓練への強い原動力となり,復帰につながると考えられた.
ISSN:2435-2519
DOI:10.34505/jshhd.2.2_53