20 m Shuttle Run Testのプロトコルを用いた15 m Shuttle Run Testによる全身持久力評価の試み

〔目的〕20mSRTのプロトコルを用いた15mSRTの有用性を検討することを目的とした.〔対象〕若年健常人19名.〔方法〕15mSRTおよび20mSRTを無作為順に実施し,移動距離と酸素摂取量との関係から有用性を検討した.〔結果〕15mSRTと20mSRTにおける移動距離に有意な相関(r=0.97)が認められた.15mSRTにおける移動距離と酸素摂取量に有意な相関(r=0.89)が認められ,求められた予測式は予測酸素摂取量=0.0151×移動距離+26.281であった.Bland-Altman分析において,15mSRTから算出された予測酸素摂取量と実測酸素摂取量には比例誤差のみ認められた.〔結...

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Published in理学療法科学 Vol. 29; no. 4; pp. 491 - 495
Main Authors 松山, 友香, 三川, 浩太郎, 與座, 嘉康, 池之野, 有香
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2014
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.29.491

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Summary:〔目的〕20mSRTのプロトコルを用いた15mSRTの有用性を検討することを目的とした.〔対象〕若年健常人19名.〔方法〕15mSRTおよび20mSRTを無作為順に実施し,移動距離と酸素摂取量との関係から有用性を検討した.〔結果〕15mSRTと20mSRTにおける移動距離に有意な相関(r=0.97)が認められた.15mSRTにおける移動距離と酸素摂取量に有意な相関(r=0.89)が認められ,求められた予測式は予測酸素摂取量=0.0151×移動距離+26.281であった.Bland-Altman分析において,15mSRTから算出された予測酸素摂取量と実測酸素摂取量には比例誤差のみ認められた.〔結語〕15mSRTは全身持久力を評価できる運動負荷試験である可能性が示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.29.491