MMG / EMGハイブリッドセンサを用いた高齢者における上腕二頭筋の筋機能評価

【要旨】MMG/EMGハイブリッドセンサシステムを用いて、高齢者における上腕二頭筋の収縮機能を先行研究と比較検討した。【対象と方法】高齢者20名を対象に上腕二頭筋の最大随意等尺性収縮(MVC)の20%−50%の負荷量をかけ、各%MVCにおけるそれぞれの値の平均値を算出した。【結果】EMGでは20%MVCと比較して30%,40%および50%MVCで有意に増加した(p<0.05)。MMGにおいては、20%MVCと比較して50%MVCで有意に増加した(p<0.05)。また、ピアソンの相関関係からは、それぞれの関係性は、相関係数0.796と正の相関を示した(p<0.05)。【結語】若...

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Published inリハビリテーション・エンジニアリング Vol. 35; no. 4; pp. 160 - 168
Main Authors 幸田, 仁志, 岡, 久雄, 中山, 淳, 福原, 真一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本リハビリテーション工学協会 01.11.2020
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ISSN1342-3444
2433-748X
DOI10.24691/resja.35.4_160

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Summary:【要旨】MMG/EMGハイブリッドセンサシステムを用いて、高齢者における上腕二頭筋の収縮機能を先行研究と比較検討した。【対象と方法】高齢者20名を対象に上腕二頭筋の最大随意等尺性収縮(MVC)の20%−50%の負荷量をかけ、各%MVCにおけるそれぞれの値の平均値を算出した。【結果】EMGでは20%MVCと比較して30%,40%および50%MVCで有意に増加した(p<0.05)。MMGにおいては、20%MVCと比較して50%MVCで有意に増加した(p<0.05)。また、ピアソンの相関関係からは、それぞれの関係性は、相関係数0.796と正の相関を示した(p<0.05)。【結語】若年者における先行研究と比較したところ、高齢者における筋機能特性は速筋線維が低下していた。しかし、両者の関係については、有意な相関関係を示した。
ISSN:1342-3444
2433-748X
DOI:10.24691/resja.35.4_160