睡眠状態と食行動がBMI に及ぼす影響について-女子学生とその両親を対象として
本研究の目的は、食行動と睡眠状態がBMI に及ぼす影響について明らかにすることである。対象者は、女子学生143 人(19 . 9±1 . 7 歳)とその両親、父親93 人(52 . 3±4 . 8 歳)、母親119 人(49 . 5±4 . 0 歳)である。調査は身体状況、睡眠に関する自覚症状の有無、日中傾眠度、食行動、運動習慣、喫煙に関する質問票をアンケート形式で実施した。パス解析の結果、女子学生において食行動と睡眠状態がBMI に及ぼす関連性は確認できなかった。一方、父親と母親では、食行動と睡眠状態からBMI に有意なパスが示された。以上のことから、中年の年齢層において、睡眠状態と食行動が...
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| Published in | 日本栄養士会雑誌 Vol. 55; no. 6; pp. 489 - 495 |
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| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益社団法人 日本栄養士会
2012
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0013-6492 2185-6877 |
| DOI | 10.11379/jjda.55.489 |
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| Summary: | 本研究の目的は、食行動と睡眠状態がBMI に及ぼす影響について明らかにすることである。対象者は、女子学生143 人(19 . 9±1 . 7 歳)とその両親、父親93 人(52 . 3±4 . 8 歳)、母親119 人(49 . 5±4 . 0 歳)である。調査は身体状況、睡眠に関する自覚症状の有無、日中傾眠度、食行動、運動習慣、喫煙に関する質問票をアンケート形式で実施した。パス解析の結果、女子学生において食行動と睡眠状態がBMI に及ぼす関連性は確認できなかった。一方、父親と母親では、食行動と睡眠状態からBMI に有意なパスが示された。以上のことから、中年の年齢層において、睡眠状態と食行動がBMI に影響することが示唆された。 |
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| ISSN: | 0013-6492 2185-6877 |
| DOI: | 10.11379/jjda.55.489 |