立位カーフレイズ動作におけるヒラメ筋および腓腹筋内側頭の経時的な筋活動変化には差異がある

〔目的〕立位カーフレイズ動作の足関節底屈筋群の筋活動を検討した.〔対象と方法〕健常者18名を対象に,メトロノーム音に合わせ立位から1,000 msかけて両踵を最大挙上する動作の右ヒラメ筋,右腓腹筋内側頭の筋電図を測定した.メトロノーム音発生時を基準に200 msごとに5区間で筋電図積分値を求め,立位の筋活動を基準とした筋電図相対積分値で比較した.〔結果〕ヒラメ筋の筋活動は,動作序盤から中盤にかけて増加し,動作終盤で低下した.一方で,腓腹筋内側頭は経時的に筋活動は増加した.〔結語〕本課題の立位カーフレイズ動作において,動作終盤で腓腹筋内側頭と異なりヒラメ筋の筋活動は低下した....

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Published in理学療法科学 Vol. 40; no. 2; pp. 68 - 73
Main Authors 淺井, 仁, 鈴木, 俊明, 髙崎, 浩壽
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2025
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.40.68

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Summary:〔目的〕立位カーフレイズ動作の足関節底屈筋群の筋活動を検討した.〔対象と方法〕健常者18名を対象に,メトロノーム音に合わせ立位から1,000 msかけて両踵を最大挙上する動作の右ヒラメ筋,右腓腹筋内側頭の筋電図を測定した.メトロノーム音発生時を基準に200 msごとに5区間で筋電図積分値を求め,立位の筋活動を基準とした筋電図相対積分値で比較した.〔結果〕ヒラメ筋の筋活動は,動作序盤から中盤にかけて増加し,動作終盤で低下した.一方で,腓腹筋内側頭は経時的に筋活動は増加した.〔結語〕本課題の立位カーフレイズ動作において,動作終盤で腓腹筋内側頭と異なりヒラメ筋の筋活動は低下した.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.40.68