妊娠マウスに皮膚塗布されたLASの胎仔に及ぼす影響

毛を刈りとった妊娠マウス背部皮膚に, 直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム (LAS) の0.017~3.4%水溶液を妊娠1日目 (ICR-JCL系マウス) または2日目 (ddY系マウス) から13日間, 0.5mlずつ1日1回塗布した. 3.4%群の母マウスに受胎率の低下がみられたが, 全群とも妊娠は順調に維持され, 母体, 胎仔の解剖所見および胎仔障害, 外形, 臓器, 骨格検査成績とも特にLASによると思われる異常は認められなかった....

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 15; no. 5; pp. 349 - 355_1
Main Authors 井上, 邦夫, 岡本, 暉公彦, 桝田, 文八
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 1974
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.15.349

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Summary:毛を刈りとった妊娠マウス背部皮膚に, 直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム (LAS) の0.017~3.4%水溶液を妊娠1日目 (ICR-JCL系マウス) または2日目 (ddY系マウス) から13日間, 0.5mlずつ1日1回塗布した. 3.4%群の母マウスに受胎率の低下がみられたが, 全群とも妊娠は順調に維持され, 母体, 胎仔の解剖所見および胎仔障害, 外形, 臓器, 骨格検査成績とも特にLASによると思われる異常は認められなかった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.15.349