弱視症候論の変遷

弱視についての個別的な記述は18世紀あるいはそれ以前から散見されるが,体系づけられた概念として「弱視学」が台頭し始めたのは1950年代であった。初期には,消去法的な定義,分類が主流として受け入れられていたが,次第に積極的な原因的定義,分類へと変わり,今日,明確な弱視学が体系づけられるに至った。これらの定義,症候,分類,用語の変遷について考察を加えた。 また,乳幼児の視力検査法としてPL法の種類や用語について解説を加えた。...

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Published in日本視能訓練士協会誌 Vol. 25; pp. 41 - 44
Main Author 粟屋, 忍
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本視能訓練士協会 20.07.1997
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ISSN0387-5172
1883-9215
DOI10.4263/jorthoptic.25.41

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Summary:弱視についての個別的な記述は18世紀あるいはそれ以前から散見されるが,体系づけられた概念として「弱視学」が台頭し始めたのは1950年代であった。初期には,消去法的な定義,分類が主流として受け入れられていたが,次第に積極的な原因的定義,分類へと変わり,今日,明確な弱視学が体系づけられるに至った。これらの定義,症候,分類,用語の変遷について考察を加えた。 また,乳幼児の視力検査法としてPL法の種類や用語について解説を加えた。
ISSN:0387-5172
1883-9215
DOI:10.4263/jorthoptic.25.41