栄養ケアのモニタリング―NSTのスキルアップにむけて 管理栄養士の立場から
当院のNSTは“全科型”で活動している。NST介入の依頼があると、まずはNST管理栄養士が栄養アセスメントを実施し、モニタリング項目等の栄養管理計画を検討していく。今後のfollow upに有効なモニタリング項目を判断し、提言する。管理栄養士はその判断について論拠とともに伝える。NST報告書はそのツールの1つとなる。栄養ケアのモニタリングを進めていく場合、すべての患者を基準値の範囲内に導く必要はなく、種々の栄養指標の改善や疾病悪化の防止が患者のQOLの向上にもつながる。臨床の場では、個々のセットポイントを考慮した栄養管理やモニタリングが必要である。...
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Published in | Jomyaku Keicho Eiyo Vol. 22; no. 2; pp. 157 - 160 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本静脈経腸栄養学会
2007
Japanese Society for Parenteral and Enteral Nutrition |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1344-4980 1881-3623 |
DOI | 10.11244/jjspen.22.157 |
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Summary: | 当院のNSTは“全科型”で活動している。NST介入の依頼があると、まずはNST管理栄養士が栄養アセスメントを実施し、モニタリング項目等の栄養管理計画を検討していく。今後のfollow upに有効なモニタリング項目を判断し、提言する。管理栄養士はその判断について論拠とともに伝える。NST報告書はそのツールの1つとなる。栄養ケアのモニタリングを進めていく場合、すべての患者を基準値の範囲内に導く必要はなく、種々の栄養指標の改善や疾病悪化の防止が患者のQOLの向上にもつながる。臨床の場では、個々のセットポイントを考慮した栄養管理やモニタリングが必要である。 |
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ISSN: | 1344-4980 1881-3623 |
DOI: | 10.11244/jjspen.22.157 |