低用量コルヒチン療法によりコントロールしえたSweet症候群の1例

Sweet症候群は発熱,白血球増多,有痛性隆起性紅斑を生じ,組織学的には真皮に好中球の浸潤を認めることが特徴とされている.関節痛,隆起性紅斑,発熱,口腔内アフタを主訴とする42歳の男性についてSweet症候群の診断のもとにコルヒチンを投与したところ関節痛,口腔内アフタの消失および炎症所見の改善を得,長期にわたって副作用もなくコントロールすることができた. Sweet症候群の治療にあたってコルヒチンは有用な薬剤であることが示された....

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Published in日本臨床免疫学会会誌 Vol. 14; no. 2; pp. 211 - 215
Main Authors 仲井, 宏充, 早川, 信彦, 西谷, 皓次, 山原, 茂裕, 山本, 信玄, 天野, 哲基, 鈴木, 信也, 太田, 善介, 波多野, 誠
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床免疫学会 1991
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ISSN0911-4300
1349-7413
DOI10.2177/jsci.14.211

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Summary:Sweet症候群は発熱,白血球増多,有痛性隆起性紅斑を生じ,組織学的には真皮に好中球の浸潤を認めることが特徴とされている.関節痛,隆起性紅斑,発熱,口腔内アフタを主訴とする42歳の男性についてSweet症候群の診断のもとにコルヒチンを投与したところ関節痛,口腔内アフタの消失および炎症所見の改善を得,長期にわたって副作用もなくコントロールすることができた. Sweet症候群の治療にあたってコルヒチンは有用な薬剤であることが示された.
ISSN:0911-4300
1349-7413
DOI:10.2177/jsci.14.211