高等学校サッカー部員における下肢の疼痛発生の特徴 1 チームにおける疼痛の発生割合とその要因に関する文献的考察

本調査の目的は,高等学校サッカー部員における下肢の疼痛発生の特徴について明らかにすることである.対象は,高等学校の男子サッカー部員 40 人とした.サッカーに関連した股関節・鼠径部,膝,足関節,下腿の疼 痛の有無について,質問紙を用いて調査した.現在もしくは過去に下肢の疼痛を認めた者は39 人(97.5%)であった.また,股関節・鼠径部に疼痛を認めた者は25 人(62.5%),膝が24 人(60.0%),足関節が29 人(72.5%),下腿が18 人(45.0%)であった.高等学校男子サッカー部員の多くに下肢の疼痛が認められ,いずれの部位も疼痛の発生割合が高いことが示された....

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Published in保健医療学雑誌 Vol. 11; no. 2; pp. 152 - 159
Main Authors 幸田, 仁志, 武田, 要, 三谷, 保弘, 森, 禎章
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 保健医療学学会 01.10.2020
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ISSN2185-0399
DOI10.15563/jalliedhealthsci.11.152

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Summary:本調査の目的は,高等学校サッカー部員における下肢の疼痛発生の特徴について明らかにすることである.対象は,高等学校の男子サッカー部員 40 人とした.サッカーに関連した股関節・鼠径部,膝,足関節,下腿の疼 痛の有無について,質問紙を用いて調査した.現在もしくは過去に下肢の疼痛を認めた者は39 人(97.5%)であった.また,股関節・鼠径部に疼痛を認めた者は25 人(62.5%),膝が24 人(60.0%),足関節が29 人(72.5%),下腿が18 人(45.0%)であった.高等学校男子サッカー部員の多くに下肢の疼痛が認められ,いずれの部位も疼痛の発生割合が高いことが示された.
ISSN:2185-0399
DOI:10.15563/jalliedhealthsci.11.152