多分葉を呈した肝の1例
症例は37歳女性で,腹水による腹部膨満を主訴に来院した.検査所見および画像所見は脾機能亢進を伴う門脈圧亢進症を示し,肝硬変の存在を疑った.開腹すると約1000 mlの腹水,20以上に分葉した肝および巨脾をみとめた.脾摘を行った.患者は術後19年肝不全のため死亡した....
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| Published in | 肝臓 Vol. 53; no. 12; pp. 886 - 890 |
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| Main Authors | , , , , , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本肝臓学会
2012
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0451-4203 1881-3593 |
| DOI | 10.2957/kanzo.53.886 |
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| Summary: | 症例は37歳女性で,腹水による腹部膨満を主訴に来院した.検査所見および画像所見は脾機能亢進を伴う門脈圧亢進症を示し,肝硬変の存在を疑った.開腹すると約1000 mlの腹水,20以上に分葉した肝および巨脾をみとめた.脾摘を行った.患者は術後19年肝不全のため死亡した. |
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| ISSN: | 0451-4203 1881-3593 |
| DOI: | 10.2957/kanzo.53.886 |