飽和スラリー粘土の乾燥収縮モデルの提案とパラメータの決定

初期含水比の異なる飽和スラリー粘土の乾燥収縮特性を定量的に評価するための簡便なモデルを提案した.このモデルに必要なパラメータは,土の収縮特性曲線の折れ曲がり点における含水比と乾燥収縮後の間隙比の2つだけである.この2つのパラメータを決定するための簡易試験法も新たに提案した.さらに,提案モデルの検証のために,初期含水比,供試体の寸法,乾燥方法の異なる飽和スラリー粘土の乾燥収縮試験を実施した.この検証試験において,質量変化を測定するとともに画像解析法により体積変化を連続的に算定し,提案モデルの妥当性を検証した....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in農業農村工学会論文集 Vol. 93; no. 2; pp. I_109 - I_120
Main Authors 梅崎 健夫, 河村 隆, 瀬谷 曜
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 農業農村工学会 2025
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1882-2789
1884-7242
DOI10.11408/jsidre.93.I_109

Cover

More Information
Summary:初期含水比の異なる飽和スラリー粘土の乾燥収縮特性を定量的に評価するための簡便なモデルを提案した.このモデルに必要なパラメータは,土の収縮特性曲線の折れ曲がり点における含水比と乾燥収縮後の間隙比の2つだけである.この2つのパラメータを決定するための簡易試験法も新たに提案した.さらに,提案モデルの検証のために,初期含水比,供試体の寸法,乾燥方法の異なる飽和スラリー粘土の乾燥収縮試験を実施した.この検証試験において,質量変化を測定するとともに画像解析法により体積変化を連続的に算定し,提案モデルの妥当性を検証した.
ISSN:1882-2789
1884-7242
DOI:10.11408/jsidre.93.I_109