都市間業務旅客交通に基づく業務ネットワークの分析
全国に存在する顧客へのサービスを行うために、企業は支社を各地に配置している。都市間交通サービスの整備は、このような支社配置に「ストロー効果」などの影響を及ぼす。本論文は、1990年と1995年の業務旅客純流動データに基づき、それぞれの年次における都市間の業務ネットワークの構造を逆推定し、その変化を分析する。さらに本社支社機能の変化と、各地域での管理的職業就業者の変化を照合する。分析の結果、東京を中心とする集中型の企業の構成比が減少する一方で、大阪中心の集中型企業、東京中心の分散型の企業の割合が上昇し、それが管理的職業の関東地方での減少と関西地方での増加に対応していることがわかった。...
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          | Published in | 都市計画論文集 p. 131 | 
|---|---|
| Main Authors | , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            公益社団法人 日本都市計画学会
    
        2003
     | 
| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 1348-284X 1348-284X  | 
| DOI | 10.11361/cpij1.38.0.131.0 | 
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| Summary: | 全国に存在する顧客へのサービスを行うために、企業は支社を各地に配置している。都市間交通サービスの整備は、このような支社配置に「ストロー効果」などの影響を及ぼす。本論文は、1990年と1995年の業務旅客純流動データに基づき、それぞれの年次における都市間の業務ネットワークの構造を逆推定し、その変化を分析する。さらに本社支社機能の変化と、各地域での管理的職業就業者の変化を照合する。分析の結果、東京を中心とする集中型の企業の構成比が減少する一方で、大阪中心の集中型企業、東京中心の分散型の企業の割合が上昇し、それが管理的職業の関東地方での減少と関西地方での増加に対応していることがわかった。 | 
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| Bibliography: | 131 | 
| ISSN: | 1348-284X 1348-284X  | 
| DOI: | 10.11361/cpij1.38.0.131.0 |