上腕骨外側上顆炎に対する鏡視下手術とPRP療法の臨床成績
【目的】上腕骨外側上顆炎に対する鏡視下手術とPRP療法の臨床成績について報告する. 【対象と方法】上腕骨外側上顆炎に対して鏡視下手術を施行した20例,PRP療法を施行した25例を対象とした.手術加療前にPRP療法を施行した患者は認めなかった.手術およびPRP療法施行前,施行後1,3,6,12か月時のVAS,握力健側比に関して調査し,両群の成績を比較検討した. 【結果】治療前, 治療後1,3,6,12か月における平均VAS は手術群が71→36→30→18→11,PRP療法群は76→41→24→11→8と低下し, 両群ともに治療前と比べて有意に改善した.全ての観察時における両群のVASに有意差は...
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| Published in | 日本肘関節学会雑誌 Vol. 27; no. 2; pp. 301 - 302 |
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| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本肘関節学会
2020
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1349-7324 2434-2262 |
| DOI | 10.24810/jelbow.27.2_301 |
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| Summary: | 【目的】上腕骨外側上顆炎に対する鏡視下手術とPRP療法の臨床成績について報告する. 【対象と方法】上腕骨外側上顆炎に対して鏡視下手術を施行した20例,PRP療法を施行した25例を対象とした.手術加療前にPRP療法を施行した患者は認めなかった.手術およびPRP療法施行前,施行後1,3,6,12か月時のVAS,握力健側比に関して調査し,両群の成績を比較検討した. 【結果】治療前, 治療後1,3,6,12か月における平均VAS は手術群が71→36→30→18→11,PRP療法群は76→41→24→11→8と低下し, 両群ともに治療前と比べて有意に改善した.全ての観察時における両群のVASに有意差は認めなかった.またPRP療法を施行した群で手術加療に移行した症例は認めなかった. 【考察】上腕骨外側上顆炎に対するPRP療法は,手術加療と同等の成績であった. |
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| ISSN: | 1349-7324 2434-2262 |
| DOI: | 10.24810/jelbow.27.2_301 |