起立運動負荷の仕事量を自転車エルゴメータ仕事率(W)に換算する式の作成

〔目的〕起立仕事量を自転車エルゴメータ法の仕事率に換算する式を作成した。〔対象と方法〕健常な若年男性31名により換算式を作成し,12名で換算式を検証した。起立運動負荷と自転車エルゴメータによる運動負荷法では多段階プロトコルを設定し,酸素摂取量と心拍数を測定した。換算式は重回帰分析から分析した。目的変数は各起立回数の酸素摂取量と同じ酸素摂取量になる自転車エルゴメータ法の仕事率とし,説明変数は身長,体重などを設定した。換算式の検証は,両運動負荷法において同じ仕事率を負荷した。〔結果〕換算式には起立回数,身長,体重が関与した。交差検証により両負荷法において同じ仕事率を負荷したところ,酸素摂取量に相関...

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Published in理学療法科学 Vol. 25; no. 6; pp. 913 - 918
Main Authors 秋山, 純和, 上村, さと美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2010
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.25.913

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Summary:〔目的〕起立仕事量を自転車エルゴメータ法の仕事率に換算する式を作成した。〔対象と方法〕健常な若年男性31名により換算式を作成し,12名で換算式を検証した。起立運動負荷と自転車エルゴメータによる運動負荷法では多段階プロトコルを設定し,酸素摂取量と心拍数を測定した。換算式は重回帰分析から分析した。目的変数は各起立回数の酸素摂取量と同じ酸素摂取量になる自転車エルゴメータ法の仕事率とし,説明変数は身長,体重などを設定した。換算式の検証は,両運動負荷法において同じ仕事率を負荷した。〔結果〕換算式には起立回数,身長,体重が関与した。交差検証により両負荷法において同じ仕事率を負荷したところ,酸素摂取量に相関を認めた。〔結語〕換算式は若年者に利用可能と考えられる。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.25.913