丘陵地の大学農場建設における低茎草原の保全と再生

多摩丘陵の中央部に位置する川崎市麻生区黒川の大学農場建設工事現場において,盛土法面として造成する予定となっていた低茎草原に絶滅危惧植物が生育していることを発見した。造成計画を変更して,生育地ごと保全することとした。農地に隣接する低茎草原が黒川地内においてはほとんど見られなくなっていることから,現在低茎草原となっている場所を保全するとともに,地形改変のない場所の一部において,二次林の林縁部分を伐採して,日照を確保することを通して,低茎草原の再生を図った。...

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Published in日本緑化工学会誌 Vol. 38; no. 1; pp. 248 - 249
Main Authors 三谷, 清, 倉本, 宣, 野呂, 恵子, 鈴木, 孝彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 2012
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ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.38.248

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Summary:多摩丘陵の中央部に位置する川崎市麻生区黒川の大学農場建設工事現場において,盛土法面として造成する予定となっていた低茎草原に絶滅危惧植物が生育していることを発見した。造成計画を変更して,生育地ごと保全することとした。農地に隣接する低茎草原が黒川地内においてはほとんど見られなくなっていることから,現在低茎草原となっている場所を保全するとともに,地形改変のない場所の一部において,二次林の林縁部分を伐採して,日照を確保することを通して,低茎草原の再生を図った。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.38.248