洞結節に有意な病変が認められたBrugada症候群の1剖検例
Brugada症候群の30歳の男性が突然死し, 病理組織学的な検討が行われた.心重量は380gで, 左室壁が軽度ながら肥厚しており, 右室流出路に著しい脂肪織が認められた.なお左右両心室の拡大は観察されなかった.収縮帯壊死が左右両心室でびまん性に観察された.心室では心筋細胞の肥大や萎縮および有意な間質の線維化は認められなかった, 洞結節では洞結節細胞は半減しており, 脂肪織と線維化が目立った.なお右脚には病変は認められなかった....
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Published in | 心電図 Vol. 25; no. Suppl4; pp. 27 - 30 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
一般社団法人 日本不整脈心電学会
2005
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Subjects | |
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ISSN | 0285-1660 1884-2437 |
DOI | 10.5105/jse.25.Suppl4_27 |
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Summary: | Brugada症候群の30歳の男性が突然死し, 病理組織学的な検討が行われた.心重量は380gで, 左室壁が軽度ながら肥厚しており, 右室流出路に著しい脂肪織が認められた.なお左右両心室の拡大は観察されなかった.収縮帯壊死が左右両心室でびまん性に観察された.心室では心筋細胞の肥大や萎縮および有意な間質の線維化は認められなかった, 洞結節では洞結節細胞は半減しており, 脂肪織と線維化が目立った.なお右脚には病変は認められなかった. |
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ISSN: | 0285-1660 1884-2437 |
DOI: | 10.5105/jse.25.Suppl4_27 |