急速な進行を示したリンパ節原発血管肉腫の犬の1例

犬のリンパ節原発の血管肉腫 (LN-HSA) は稀であるが、非常に進行の遅い性質を持つことが近年報告されている。我々は急速に進行した犬の LN-HSA の症例を経験したため、ここに報告する。本症例では右後咽頭リンパ節に発生したLN-HSAを外科的に完全切除したにもかかわらず、2ヶ月以内に他のリンパ節および脾臓に新規病変がみられ、外科手術から148日後に斃死した。...

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Published in日本獣医麻酔外科学雑誌 Vol. 55; no. 4; pp. 56 - 59
Main Authors 内田, 和幸, 椎, 宏樹, 伊東, 輝夫, チェンバーズ, ジェームズ, 柑本, 敦子
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 一般社団法人 日本獣医麻酔外科学会 2025
Subjects
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ISSN2189-6623
2189-6631
DOI10.2327/jjvas.55.56

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Summary:犬のリンパ節原発の血管肉腫 (LN-HSA) は稀であるが、非常に進行の遅い性質を持つことが近年報告されている。我々は急速に進行した犬の LN-HSA の症例を経験したため、ここに報告する。本症例では右後咽頭リンパ節に発生したLN-HSAを外科的に完全切除したにもかかわらず、2ヶ月以内に他のリンパ節および脾臓に新規病変がみられ、外科手術から148日後に斃死した。
ISSN:2189-6623
2189-6631
DOI:10.2327/jjvas.55.56