アフェレーシスドナーを対象としたクラスIII (Bf, C4) とクラスI抗原頻度及びその相関について

全国の血液センターでは適合血小板供給を目的としたアフェレーシスドナーの登録を行っている. 当センターでは昭和61年よりドナーの登録を行っており現在約500人のドナーが登録されている. 登録を行う際にクラスI抗原のタイピングと一部の登録者についてはクラスII抗原(DR, DRw, DQ)についてもタイピングを行い, 今後必要となるであろう非血縁者間での骨髄移植に対応できるようにしている. アフェレーシス採血を行う際, 採血時の検査として血球計算は必ず行われ, この時採血したEDTA加血液の血漿を-80℃のフリーザーに保存しておきアフェレーシスドナーのクラスIIIタイピングを行った. これにより山...

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 34; no. 3; pp. 313 - 318
Main Authors 平川, 和也, 伊藤, 圭一, 田中, 秀則
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会 1988
日本輸血学会
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ISSN0546-1448
1883-8383
DOI10.3925/jjtc1958.34.313

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Summary:全国の血液センターでは適合血小板供給を目的としたアフェレーシスドナーの登録を行っている. 当センターでは昭和61年よりドナーの登録を行っており現在約500人のドナーが登録されている. 登録を行う際にクラスI抗原のタイピングと一部の登録者についてはクラスII抗原(DR, DRw, DQ)についてもタイピングを行い, 今後必要となるであろう非血縁者間での骨髄移植に対応できるようにしている. アフェレーシス採血を行う際, 採血時の検査として血球計算は必ず行われ, この時採血したEDTA加血液の血漿を-80℃のフリーザーに保存しておきアフェレーシスドナーのクラスIIIタイピングを行った. これにより山口県におけるクラスIII抗原の頻度及びクラスI抗原との関係について調査した.
ISSN:0546-1448
1883-8383
DOI:10.3925/jjtc1958.34.313