AMG法を内部ソルバとした残差切除法による並列マトリクスソルバの開発

近年、計算工学分野においては計算機の進歩とともに解くべき行列のサイズが大きくなり、大きな行列を高速に解くソルバが求められている。いろいろなソルバや市販コードが提案されているが、CPU単体による高速化には限界があるので並列計算が必須となっている。そうした背景から本研究においては、高速高安定で定評のある代数的マルチグリッドを内部ソルバとした残差切除法マトリクスソルバに対してMPIによる並列化を実装し、性能評価を行なうことにより十分な性能向上が得られることを示した。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本計算工学会論文集 Vol. 2009; p. 20090018
Main Authors 伊田, 明弘, 松尾, 裕一, 岩下, 武史, 谷口, 幸二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本計算工学会 2009
Online AccessGet full text
ISSN1347-8826

Cover

More Information
Summary:近年、計算工学分野においては計算機の進歩とともに解くべき行列のサイズが大きくなり、大きな行列を高速に解くソルバが求められている。いろいろなソルバや市販コードが提案されているが、CPU単体による高速化には限界があるので並列計算が必須となっている。そうした背景から本研究においては、高速高安定で定評のある代数的マルチグリッドを内部ソルバとした残差切除法マトリクスソルバに対してMPIによる並列化を実装し、性能評価を行なうことにより十分な性能向上が得られることを示した。
ISSN:1347-8826