日本企業のマーケティングに関する歴史的研究 マーケティング実践史研究の類型化の試み
本稿ではマーケティング実践史研究を類型化する試みを行っている。類型化の基盤としてそれぞれの研究がどのような目的で執筆され,どういう点に重点を置いているのかに注目した。また,時代区分についても検討材料としている。 本稿では①経営史におけるマーケティング実践史,②流通史におけるマーケティング実践史,③特定業界に特化したマーケティング実践史,④4Pを意識したマーケティング実践史の4つの類型に区分した。それぞれについて特徴が見られた。 類型化することでマーケティング史研究(特に実践史)についてどの様な傾向があるのかを整理することができる。また,実践史に関連した未開拓・未発達な研究領域も明らかにすること...
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Published in | マーケティング史研究 Vol. 2; no. 2; pp. 165 - 175 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
マーケティング史学会
30.09.2023
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 2436-8342 |
DOI | 10.51102/jmhr.2.2_165 |
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Summary: | 本稿ではマーケティング実践史研究を類型化する試みを行っている。類型化の基盤としてそれぞれの研究がどのような目的で執筆され,どういう点に重点を置いているのかに注目した。また,時代区分についても検討材料としている。 本稿では①経営史におけるマーケティング実践史,②流通史におけるマーケティング実践史,③特定業界に特化したマーケティング実践史,④4Pを意識したマーケティング実践史の4つの類型に区分した。それぞれについて特徴が見られた。 類型化することでマーケティング史研究(特に実践史)についてどの様な傾向があるのかを整理することができる。また,実践史に関連した未開拓・未発達な研究領域も明らかにすることができたと考える。 |
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ISSN: | 2436-8342 |
DOI: | 10.51102/jmhr.2.2_165 |