実態調査からみた薬図協この10年 「日本薬学図書館協議会要覧1996~2005」より

この報告は, 『日本薬学図書館協議会要覧』1996~2005年度刊行分に掲載された「加盟館実態調査」を基に, 各調査項目について正会員A(1996年度のみ名称は「正会員」. 以下A)および正会員B(1996年度のみ名称は「特別会員」. 以下B)それぞれの平均値を求め, この10年間における日本薬学図書館協議会(以下薬図協)の動向分析を試みたものである. なお, 2001年度のみ実態調査が行われなかったため, 分析は実質9年間分を対象としている. また, これ以前の実態調査分析(1955~1995年度)については, 本誌41巻2号(1996)p. 177-199『薬学図書館白書-薬学図書館実態調...

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Published in薬学図書館 Vol. 50; no. 4; pp. 296 - 315
Main Author 「要覧」編集委員会
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本薬学図書館協議会 2005
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ISSN0386-2062
2186-070X
DOI10.11291/jpla1956.50.296

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Summary:この報告は, 『日本薬学図書館協議会要覧』1996~2005年度刊行分に掲載された「加盟館実態調査」を基に, 各調査項目について正会員A(1996年度のみ名称は「正会員」. 以下A)および正会員B(1996年度のみ名称は「特別会員」. 以下B)それぞれの平均値を求め, この10年間における日本薬学図書館協議会(以下薬図協)の動向分析を試みたものである. なお, 2001年度のみ実態調査が行われなかったため, 分析は実質9年間分を対象としている. また, これ以前の実態調査分析(1955~1995年度)については, 本誌41巻2号(1996)p. 177-199『薬学図書館白書-薬学図書館実態調査からみた40年のあゆみ-』(以下前回分析)を参照されたい. ここでは, 前回分析に掲載された総論を踏まえつつ, 1996~2005年度薬図協の人材, 資料, 資料費, 相互利用について簡単にまとめたい. 総論(1)人材 前回分析には, 職員数の減少傾向が一つの不安材料であり, 将来の「絶対的な職員の不足」を危惧すると記されている. 10年後の現在, その不安は現実のものとなって, 減り続ける数値に表れている.
ISSN:0386-2062
2186-070X
DOI:10.11291/jpla1956.50.296