学校教育を受ける日本人の協同作業認識は約10年でどう変化したか 協同作業認識尺度に対する時間横断的メタ分析

本研究は,学校教育を受ける日本人の協同作業認識が2010年以降にどのように変化したかを,長濱ほか(2009)の協同作業認識尺度における各因子の尺度得点の平均値に対する時間横断的メタ分析により検討した.2010年以降に調査された文献のうち,65研究(総サンプルサイズは5,189名)を分析の対象とした.重回帰分析の結果,掲載誌や件法,年齢段階を統制したとしても「個人志向」の平均値と調査年が関連していることが示された.具体的には,「個人志向」は最近の調査であるほど直線的に平均値が上昇していた....

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Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 45; no. Suppl.; pp. 221 - 224
Main Author 児玉, 佳一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本教育工学会 20.12.2021
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ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.S45106

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Summary:本研究は,学校教育を受ける日本人の協同作業認識が2010年以降にどのように変化したかを,長濱ほか(2009)の協同作業認識尺度における各因子の尺度得点の平均値に対する時間横断的メタ分析により検討した.2010年以降に調査された文献のうち,65研究(総サンプルサイズは5,189名)を分析の対象とした.重回帰分析の結果,掲載誌や件法,年齢段階を統制したとしても「個人志向」の平均値と調査年が関連していることが示された.具体的には,「個人志向」は最近の調査であるほど直線的に平均値が上昇していた.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.S45106