地域における子どもの外国語活動 堺市南区御池台校区の取り組みを事例として

2011年度より小学校の英語教育が小学5,6年生を対象に外国語活動として始まった。また、2020年からは小学5,6年生で英語が教科となり、外国語活動は小学3,4年生から導入されるなど、英語教育の早期化が始まり、地域では子どもの英語教育に対する関心が高まっている。 大阪府南部泉北ニュータウンに位置する御池台では、外国人を招いて、子ども達が英語や外国の文化に触れる交流の場「英語村」を作った。 この「英語村」では、(1)外国語でコミュニケーションをとることの楽しさを体験すること(2)異なる文化の人々との交流の体験を通して、異文化への理解を深めること、を目的とした。「英語村」は、御池台のまちづくり協議...

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Published inボランティア学研究 Vol. 18; pp. 131 - 138
Main Author 西川, 令子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 国際ボランティア学会 2018
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ISSN1345-9511
2434-1851
DOI10.24800/isvsjapan.18.0_131

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Summary:2011年度より小学校の英語教育が小学5,6年生を対象に外国語活動として始まった。また、2020年からは小学5,6年生で英語が教科となり、外国語活動は小学3,4年生から導入されるなど、英語教育の早期化が始まり、地域では子どもの英語教育に対する関心が高まっている。 大阪府南部泉北ニュータウンに位置する御池台では、外国人を招いて、子ども達が英語や外国の文化に触れる交流の場「英語村」を作った。 この「英語村」では、(1)外国語でコミュニケーションをとることの楽しさを体験すること(2)異なる文化の人々との交流の体験を通して、異文化への理解を深めること、を目的とした。「英語村」は、御池台のまちづくり協議会が主催し、2011年より9回実施され、多くの子どもが参加した。 運営は、近隣の大学の留学生が外国人ボランティアとして参加し、地域住民で構成されている地域ボランティアと協力して行っている。 本稿では、2016年第9回の活動を中心に、参加者、外国人ボランティア、地域ボランティアの感想を分析し、地域が子どもの外国語活動にどのように取り組んできたのかを報告したい。
ISSN:1345-9511
2434-1851
DOI:10.24800/isvsjapan.18.0_131