デジタル・シティズンシップの可能性と教育学の再考 「ポスト真実」世界のディストピアを超えて

テクノロジーの発展に伴い、「フェイクニュース」と呼ばれる偽情報が世界的な課題となり、「ポスト真実」時代と呼ばれるようになった。この時代には批判的思考能力を持った市民形成をめざすデジタル・シティズンシップ教育の議論が不可欠である。本稿はデジタル・シティズンシップと深い関係を持つメディアリテラシー研究を参照しつつ、デジタル監視社会としてのディストピアを乗り越えるための教育学の可能性を検討する。...

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Published in教育学研究 Vol. 88; no. 2; pp. 146 - 157
Main Author 坂本, 旬
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本教育学会 2021
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ISSN0387-3161
2187-5278
DOI10.11555/kyoiku.88.2_146

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Summary:テクノロジーの発展に伴い、「フェイクニュース」と呼ばれる偽情報が世界的な課題となり、「ポスト真実」時代と呼ばれるようになった。この時代には批判的思考能力を持った市民形成をめざすデジタル・シティズンシップ教育の議論が不可欠である。本稿はデジタル・シティズンシップと深い関係を持つメディアリテラシー研究を参照しつつ、デジタル監視社会としてのディストピアを乗り越えるための教育学の可能性を検討する。
ISSN:0387-3161
2187-5278
DOI:10.11555/kyoiku.88.2_146